(みなさん、私のは参考になりませんからね〜〜!)
1,概略
経済学者Paul Romerへのインタビュー。主に”ニュー・グロウス・セオリー”について、かなりバラ色の未来図が描かれているようだがその内容についてインタビュアーが聞く。
-1 物理的なモノの経済と、無体物のアイデアの経済。この二つの違いを歴史的に、かつ実際の経済成長から見た上で、
-2 市場システム(Institution)と科学、学問の世界のシステムの違いで現代の状況について説明を試みる。すなわち、現在技術の進歩が加速した陰には、市場のシステムが学問の世界に導入されてきている。ふたつのシステムは、互いに複雑に相補関係にある。
A 民主主義と人々の自由というものが成長には欠かせない。(封建主義、ソビエト連邦や明朝の中国との違い)
B 民主主義の中の私的財産所有の権利と開発者のモチベーションから、アイデアについては著作権のある程度の確立が重要。ただし、無償で公開すべきもの、政府が補助すべきものなどの諧調があるので、一概にはいえない。
-3 独占について モノについては、独占は明らかに良くない。市場に任せる事で価格が決まり、うまくいく。しかし、アイデアについては開発者が利益を得られない(→モチベーション低下)場合もあるので、知的財産を守る事が必要となる。
−4 いくつかの反論や反対意見 Paul Ehrlich 経済成長は地球を破壊する→間違った考えである
グローバリゼーションへの反論者→見知らぬ人々との取引に感情的な障壁がある。これは太古からの心理的な物。また、発展途上国のなかで成功しつつあるのはグローバルな市場を受け入れた国々だ、という事実をみるべき。
-5 今後ニューグロウスセオリーは何を重要と見るか?
A もっと大学機関に助成すること。
B 市場経済はアイデアの経済と相容れない部分もある。市場ではないシステムへの理解を深めるべき。また、一旦成長すると保守化しがちな組織や国は、つねに新たな参加者や変化を受け入れて行くべきだ。
感想:モノの経済とアイデアの経済についての対比が具体的な例をあげてなされていて、興味深かった。また、特許や著作権など知財についてもなるほどという感じ。
最後のほうの、2050年には$113,000 income per capitaというあたり、ちょっと楽観的すぎる気もする。また、西アフリカの平均寿命はほぼ40歳前後なのに、イギリスより長いと断言しているところも疑問に思った。また、グローバリゼーションへの反論者への反論について、感情論を持ち出すのはおかしい。
2,議論したい点など
最近バイオパイレーシーが問題になっているが、たとえば、少数民族の遺伝子を高価な値段で販売したり、メキシコの砂漠に住む民族の伝承的な野生の草を、ダイエット効果があるとして移動させて販売する、などの問題はまさにInstitution of science にInstitution of marketが入り込んで起きた例だと思う。この問題についてはRomerさんはどう考えているのか、また皆さんがどう思われるのか知りたいです。(単なる弊害、として切り捨てていいのか、新たな規制を作り出すべきか、など)
以上です。
尚、Ideas and thingsは内容が似ているのと、短いので一緒に考えました。
2007年10月2日火曜日
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